787系「つばめ」惜別乗車の旅 (part7)



 中身は、こんな感じ。
結構豪華なんですね。 もちろん、グリーン車の優越感に浸りながらの駅弁、当然美味しいです。
 久留米(くるめ)駅を出て、平坦な路線を突っ走ります。

 ただこの「つばめ」の難点と言えば、結構揺れる…と言うことではないでしょうか? スピードが速いですので、ある意味仕方が無いのですが…
 列車は、 大牟田(おおむた)駅に到着しました。

ここは、西日本鉄道(西鉄)の駅もあるところです。 そういえば、西鉄には、乗った事が無かった。いづれ乗ってみなくては…
 大牟田駅を過ぎると、有明海の近くに出ます。
 そうすると、運が良いと、このように雲仙普賢岳が見えます。

 そう、あの長崎県の島原にある、雲仙普賢岳が見られるのです。 でも、雲が多く、綺麗には見えず、残念無念…
 14時20分、熊本(くまもと)駅に到着しました。

大きな中間駅ですので、客室乗務員の人も、到着10分前に、車内放送で案内をしておりました。
 グリーン車も数人が降りていきました。
 隣のホームには、同じ車両の787系特急「有明」が停まっておりました。
 この車両は「つばめ」とは、全く違い、4両編成の短編成で、客室乗務員は、乗務しておりません。
 熊本を出てもまだ時速130kmで走行します。

 熊本を出て約20分、列車は、九州新幹線の起点の駅、新八代(しんやつしろ)駅付近にきました。
 駅舎は、完成しております。
 3月13日になれば、787系「つばめ」は、この新八代駅が終点となり、九州新幹線「つばめ」にバトンを渡します。
 現実がもう目の前に来ているのですね。
 さて、八代(やつしろ)駅に到着しました。

グリーン車の乗客も徐々に減ってきました。
 ここは、3月13日から、JR鹿児島本線の終点となります。ここから、先は、肥薩オレンジ鉄道になります。
 車内なんですが、このように天井を見ても、とても1992年に登場した列車とは思えないつくりですよね。
 もはや12年も経っているのですが、とてもそんなふうに感じないですよね。
 荷物は、飛行機のようにハットラック式になっており、安心ですね。

 あ、正面に見えるガラス戸なんですが、あの先は、トップキャビンと言われる、座席があります。
 八代駅を出ると、鹿児島本線は、単線になります。

 こちらは、球磨(くま)川です。三大急流のひとつですね。
 こちらは、海側のほうを見ているのですが、反対側の山側方を見ると…
 もうすでに、山が目の前にあります。

 この球磨川橋梁を渡るとき、ぜひ、両方を見比べると言いのですが、もう「つばめ」は、走らないので、肥薩オレンジ鉄道の車両に乗って、確認してもらいたいものです。 
 さて、ワゴンサービスがアイスの販売をしております、という放送があったので、早速購入しました。

外は寒いのですが、中は、暖房が効いていて暖かいので、アイスを食べても全然平気ですよね。
 列車は、 日奈久(ひなぐ)駅を出ると、海に出ます。
 これは、八代海です。このように、海沿いを走るのです。
 この八代海は、内陸の海ですので、本当に波が穏やかです。
 天気が良いと最高なのですが、この天気では…

 このあたりに来ると、「つばめ」のスピードも遅くなってきます。
 海から離れると、今度は、この画像、これは、九州新幹線の新水俣(しんみなまた)駅です。

 こちらもほとんど完成しております。

この駅は、水俣(みなまた)駅の手前で、こんなところに新幹線の駅があっていいの?といった感じの場所にあります。
 水俣駅を出ても、八代海は、見えます。
このあたり、「つばめ」の車内から見られなくなるのは、ほんと、寂しいものです。

 鹿児島県に入って最初の停車駅、出水(いずみ)駅に着きました。
こちらにも、新幹線の駅がありますが、もう完成しております。
 阿久根(あくね)駅付近に来ると、再び、海が見えます。

今度は、東シナ海の海です。
 そろそろ夕暮れ時に近づいてきているのですが、まだまだ太陽は上のほうにあるので、夕日は期待できません。

 つぎの「つばめ」ですと、夕日にぴったりの時間帯かもしれません。
 東シナ海の場合は、陸に囲まれた海ではないので、波が高くなっていました。





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